PDの便秘対策、出すためには「内肛門括約筋」の弛緩がポイント

このブログに書かれていることは、私の体験談であり備忘録です。情報提供であり医師の診断に代わるものではありません。私は医療関係者ではありません。掲載している内容に関しては参考程度とされてください。活用される際には必ず主治医と相談され、主治医の指示に従ってください。

PD患者の多くが便秘なのだという
かくいう私も便秘である。しかもかなりひどい便秘
皆さんはどうですか?

私の場合の「酷い」というのは、何日も出ないというわけではなく、フン詰まりで「出すのに苦労する」という意味です。

PDになると自律神経がおかしくなるので便秘になるという説と、逆に、腸内環境の悪化で便秘となり、腸内のαシヌクレインが迷走神経を通して脳幹に到達するという説もあるようです。

PDを発症する前に便秘になるという事象からも、腸脳関係の面からも、腸が先におかしくなる説もありそうな感じです

私の便秘事情

私の場合は、30年以上玄米食をしていることもあって、これまではずっと比較的快便だったんです。

快便だけが楽しみといえるくらい、年をとっても味わえる快楽だと思っていたんですけどねえ・・・

4年ほど前、左手指先の震えを発見した後だと思いますが、ある日突然に便秘になりました。

それまで、ほぼ毎日、遅くとも2日に一回は便通があったのに、3日も出ないなんて・・・・。その時は正直焦りました。

4日も出ない時には、病気じゃないかと思ったくらいです(笑

ちなみに、その時に初めて「イチジク浣腸」を購入しました。

便秘対策

便秘にも、それぞれタイプがあると思いますが、私の場合は「フン詰まり」タイプ。

2cm大のコロコロの粘土状の便が、直腸の出口付近に集まって、さらに大きな一つの粘土状の塊になって、出口をふさぐタイプ。

その蓋をしている塊が出ると、溜まっていた便が一気に出る感じです。一気に出るときは快便なんですけどね、出るまでがつらいです。

そして、フン詰まりがひどい場合は「摘便」となります。

これまで4回ほど、自分で摘便しました(汗

何が悲しくて、自分のお尻の穴に指を入れて、便を掻き出さなくてはならないのか・・・・

あまりにも悲しいのと、摘便しないと出なくなるというクセになるのではないかという怖れで、今は、便秘薬と排便の習慣化により、どうにか摘便でずに出すようにしています。

でも根本的に便秘が治ったわけではないです。うまく付き合っていけている感じです。

なぜフン詰まり便秘になるのか

摘便で、指を直腸の中に入れて分かったのですが。直腸の中に、外からリング状に締め付けるゴムみたいなのがあって、これがギュッと締め付けて便の通りを悪くしているようなんです。

調べてみると、肛門から少し入ったところに「内肛門括約筋」というのがあって、これが直腸にゴムをはめたように締め付けることで、便を出さない仕掛けとなっているようです。

ただ、PDの場合は、この内肛門括約筋も固縮してしまっているのか自律神経がうまく働ないのか、排便時にも緩まないようなんですね。

内肛門括約筋の締め付けが、私の場合の便秘(フン詰まり)の原因のようです。

内肛門括約筋を緩めるには

それで内肛門括約筋を緩める方法を調べてみたのでシェアしますね。
いろいろと方法があるようです。

アプローチ 概要 期待できる効果 実践・処方の目安
① 局所薬(医師処方) 0.2–0.4 %ニトログリセリン軟膏/
2 %ジルチアゼム軟膏/
0.3 %ニフェジピン軟膏
などを肛門内に塗布
一酸化窒素放出やCa拮抗作用で
内括約筋圧を10–40 %低下
排便痛・出口ストレスを緩和
1日2回、米粒大を肛門内1–2 cmへ。
頭痛・低血圧が出たら中止
② ボツリヌス毒素注射 内括約筋に20–100 Uを局所注射 3–6か月間、筋緊張を可逆的に抑制。
慢性高緊張・薬剤無効例に有効
日帰り可。排便回数↑・痛み↓の報告。
保険適用は医師判断
③ バイオフィードバック
 +骨盤底理学療法
肛門内圧センサーや風船で
「いきむ→括約筋弛緩」を視覚・聴覚学習
4〜8週で排便時間短縮・残便感↓
効果は長期持続
週1回専門家セッション+自宅訓練。
PD患者でも安全
④ トランスアナル洗腸(TAI) ぬるま湯500–1000 mLを
直腸に注水後、排液
神経原性腸管障害で
便秘・失禁を50 %以上改善
2–3日に1回。デバイスは自費。
看護師指導下で導入
⑤ 生活・代替療法 腹式呼吸、ツボ・マッサージ、
温罨法、スクワット排便姿勢など
自律神経経由で内括約筋の緊張↓、
出口部圧を緩和
毎日のセルフケアとして実践

この中で、自宅でできそうなのは「生活・代替療法」くらいいですかね・・・・

この「生活・代替療法」を少し深掘りしてみました。

生活・代替療法

内肛門括約筋は「平滑筋」で自律神経配下にあるので、意識して緩めることはできません。
ですので、リラックスすることがポイントのようです。

自宅でできる「内肛門括約筋」緩和方法まとめ

  1. 呼吸で迷走神経を刺激し、内括約筋トーンを下げる
    鼻から 4 秒吸い、下腹と肋骨を大きく膨らませ、2 秒息を止め、口から 6 秒かけて細く吐く。5 分間で計 30 呼吸。食後30 分~排便前に
  2. ツボ刺激
    足三里:膝の下あたり
    合谷:手の親指と人差し指の間
    三陰交:内くるぶしの上あたり
    のツボを刺激するのがいいようです
  3. 排便姿勢
    昔の和式スタイルが排便には良いようです
    私も洋式便器にまたがっていますが、PDの進行度合いによっては、将来的に自分で跨がれなくなるかもですね・・・
  4. 骨盤底「ゆるめ」の練習(逆ケーゲル)

これらと合わせて、便塊をつくらない日常管理が快便の基本ですね。玄米食とイソマルトデキストリン(水溶性食物繊維)を毎日摂取しています。

それで結局、何しているかというと・・・

排便するときには、自律神経を副交感神経優位にさせて、内肛門括約筋を緩めましょうってことなんですが、なかなか意識してできることではないです。

呼吸法やツボを押すことで、すぐにリラックスモードになれるよう、体が条件反射的に反応するまで習慣化が必要なんだと思います。

自律神経配下の内肛門括約筋を、意識してコントロールできたら、便秘も改善すると思います。

今は、便秘薬と排便の習慣化で摘便することなく過ごせていますが、2日出ないと塊が大きくなるので出すのがたいへんです。
なので、「トイレに行ったら出す」を習慣化して排便をコントロールするようにしています。

できれば、呼吸法で内肛門括約筋を緩める方法をマスターしたいと思います。

パーキンソンで便秘(フン詰まり)でお悩みのみなさんもトライしてくださいね。

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