ストレスにやられたミトコンドリアの救済方法

このブログに書かれていることは、私の体験談であり備忘録です。情報提供であり医師の診断に代わるものではありません。私は医療関係者ではありません。掲載している内容に関しては参考程度とされてください。活用される際には必ず主治医と相談され、主治医の指示に従ってください。

PDの進行を止めるうえで重要な要素を占めているキーワードが「ストレスとミトコンドリア」

ストレスが神経細胞に良くないことは、良く知られていることですが、今回はストレスとミトコンドリアの関係と、ストレスにやられたミトコンドリアの救済方法を見ていきます

PDの原因はミトコンドリアの機能不全?

PDになる原因のひとつとして挙げられるのが、αシヌクレインなどの折り畳み不全タンパク質の蓄積による神経細胞の喪失ですが、あわせてミトコンドリアの由来の活性酸素による神経細胞の喪失も考えられています。

ドーパミン神経はもともと代謝が高く、ミトコンドリア由来の活性酸素(ROS)が過剰になると傷みやすい傾向があり、このことから「ミトコンドリア機能障害+ROS が PD の治療標的になり得る」 とする論文もあります。

Mitochondrial dysfunction in Parkinson’s disease – a key disease hallmark with therapeutic potential - Molecular Neurodegeneration
Mitochondrial dysfunction is strongly implicated in the etiology of idiopathic and genetic Parkinson’s disease (PD). How...

なので、ミトコンドリアが出す活性酸素をいかに抑えるかが、PDの進行を抑えるひとつのカギになるようです。

どのような状況でミトコンドリアが活性酸素を放出するかというと、いくつか経路があるようです。難しい用語ばかりでよくわかりませんが・・・・

経路 要点
HPA 軸活性化 慢性的なコルチゾール上昇は
ミトコンドリア品質管理(融合・分裂・オートファジー)を乱し、
電子伝達系リークと ROS を増大させる。
交感神経過活動 カテコールアミン過剰 → Ca²⁺流入
→ 電子伝達系過負荷 → 超酸化物産生。
ドーパミン受容体
シグナル破綻
社会的ストレスモデルでは
D1 受容体機能低下と同時にスーパーオキシドが増加。
炎症との相互増幅 ミトコンドリア DAMPs がミクログリアを刺激し、
NOX 経由でさらに ROS を産生する “悪循環”。

これらの経路の複数を標的とすることが、PDの進行防止の効果的な戦略であり、また効果的に脳に送る薬物搬送戦略も重要になってくるようです。

この論文では「PDの早期段階で病気の進行を遅らせることが明確になった治療法はまだありませんが、この状況はすぐに変化するだろう」という楽観的な見方も残しています。

ストレスがミトコンドリアをおかしくする

ストレスがからだに悪いことは、さまざまな方面で言われていますが、ラットでの実験で「捕食ストレス」を与えると、大脳皮質のミトコンドリア呼吸が最大 50 %低下し、PDに似た運動障害まで再現された論文が出ています。

ストレスは、何に対してもよくないようですね。

Psychological stress phenocopies brain mitochondrial dysfunction and motor deficits as observed in a Parkinsonian rat model - PMC
Psychological distress is a public health issue as it contributes to the development of human diseases including neuropa...

この報告の中でも「心理的ストレスは生体内でパーキンソン病様運動症状および不安様行動を引き起こす可能性がある」としています。

私の場合ですが、私がなぜPDになったかを振り返ってみると、性格的には「心配性」であること(笑

PDになって、メンタルもおかしくなり、不安感がいっそう激しくなったように感じます。

心配性 →ストレス →PD進行 →不安 →心配 →ストレス →PD進行

この悪循環になっているようです。

ROS(活性酸素)を抑える5つのストレスケア

それでは、ROS(活性酸素)を抑えるためのストレスケアにはどんなものがあるのでしょうか?

  1. 自律神経・メンタルケア
    1日15 分のマインドフルネス瞑想やヨガ呼吸
    週末2日集中の MBIで 複合体Ⅰ由来の酸化ストレス低下 が確認
    週末集中マインドフルネス介入がBDNF、ミトコンドリア機能、不安に及ぼす影響
  2. 運動(ホルミシス)
    週150分程度の中強度有酸素+週2回のレジスタンス
    適度な負荷は PGC-1α →ミトコンドリア新生↑・抗酸化酵素↑。PD患者でも「筋‐脳軸」を通じて病態修飾効果が示唆
    パーキンソン病における運動促進ミトコンドリアリモデリング
  3. 栄養・サプリ
    食品:地中海食パターン、緑黄色野菜・ベリー・オリーブ油
    サプリ/医療用抗酸化剤:NAC、CoQ10、PQQ、α-リポ酸、ミトコンドリア標的(MitoQ®, mitoTEMPO, SkQ1 など)
    MitoQ や mitoTEMPO は電子伝達系リーク源である内膜に直接移行し、ROS を消去する小分子として 2024 年レビューで有望視
    小分子によるミトコンドリアの標的化:パーキンソン病と闘う有望な戦略
  4. 睡眠・概日リズム
    23 時までに就寝・朝光を浴びる・ブルーライト制限
    コルチゾール昼夜リズムを整え、ミトコンドリア DNA 修復酵素(OGG1 など)の発現を支える。
  5. 補完療法
    精油:フランキンセンス、コパイバ、ローズマリー(セスキテルペンが NRF2 経路を刺激し内因性抗酸化酵素↑)
    ハーブ:アシュワガンダ、ロディオラ(コルチゾール低減データあり)

それで、どうしたらいい?

それで、ストレスケアはどうしたらいいかというと、一般論にはなりますが・・・・

  • 1日15分の瞑想やヨガ
  • 週150分程度の中強度有酸素+週2回のレジスタンス
  • 地中海食パターン
  • サプリ/医療用の抗酸化剤の摂取
  • 23 時までの就寝、朝光を浴びる

一応、地中海食以外は全部やっているんですけどね、PD進行のストップがかかりません。

このストレスケアも大事とは思いますが、ストレスケアしながら違うアプローチが必要なんだと思います。

引き続き、PDの進行抑制の方法を見つけていきます。

皆さんも頑張っていきましょう!

コメント