パーキンソン病の真実(北田徹/著)を読みました

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ある脳神経内科医の確信「パーキンソン病の真実」(北田徹/著)を読みました

著者は、医学部卒業後、神経学の専門医を取得。1997年に世界初の常染色体劣性遺伝型パーキンソン病の同定に成功し、その遺伝子である「パーキン」の名付け親の一人(3人の連名)です。

その後、アカデミアの世界から追われるようになり、現在はパーキンソン病専門の研究コンサルタントとして研究の傍ら研究活動をされています

この本では、一般的に出回っているパーキンソン病に関する定説に疑問を呈し、四半世紀以上に及ぶパーキンソン病専門の臨床医、研究者の立場から、著者が確信する「パーキンソン病の進行をできるだけ抑えるための方法論」が書かれてあります。

現代医学に浸透する通説への疑問

著者は現代医学に浸透する通説への疑問を投げています。

その通説とは、細胞内に基質タンパク質が蓄積されることで神経細胞死がおきるとされること。
その後、その基質が見つからないことにより、次の犯人として細胞内小器官が疑われるようになったようです。その代表がミトコンドリア
しかし、さらにこの後、αシヌクレインが犯人の候補としてあがりました。

今では、αシヌクレインの蓄積が神経細胞に毒性に働き、凝集を重ねてレビー小体となり、凝集体は末梢神経から脊髄、脳幹から大脳へと病変が拡大していくという病態論が主流となっています。

いまでこそ、αシヌクレインの蓄積がレビー小体へ進み、神経細胞死をひきおこすのではないかとされていますが、こういう経緯があったんですね

しかし、著者は、その「溜まり病」仮説に疑問を持っているのです。

それでは、著者のいうパーキンソン病の原因となる犯人は何なのでしょうか?

パーキンソン病の真実

著者は、「最初の病理報告から30年、共通する特定のたんぱく質の沈着や異常ミトコンドリアの蓄積は証明されていない(p71)」としています

それでは、何が犯人なのでしょうか?

第3章「原因遺伝子発見に寄与した私の考えるパーキンソン病の真実」という章には、著者とHaque博士がまとめた仮説が書かれてようなのですが、私には難解すぎて正確には読み取れませんでした(汗

私の読み取り方が間違っていなければ、「ミトコンドリアから漏出する活性酸素」が、パーキンソン病の原因といわれているように読み取りました。

文末の「おわりに」の章でも「ミトコンドリアから漏れ出る酸化ストレスが、パーキンソン病やアルツハイマー病、癌、炎症、糖尿病、その他生活習慣病の予防に関与している可能性を理解していただける方々・・・・(p125)」の記述がありますので、犯人は「ミトコンドリアから漏出する活性酸素」なんだと思います。

それでは、どうしたらいいか?

第4章では「パーキンソン病治療の最前線」として、いくつかの方法が紹介されており、著者の評価も併せて紹介されています。

グルタチオン点滴療法

「パーキンソン病に対するグルタチオン点滴療法の小規模治験において、有意な効果が認められなかった」という否定的な報告に、著者は評価の仕方を疑問視。3年程度の期間を点滴と経口投与した結果で判断しないと客観的な評価は得られないのではないかとしています。
「グルタチオン点滴療法」に肯定的なお立場のようです(p88)。

水素療法

「細胞内でヒドロキシラジカルと水素分子が出会っても、その前に他の分子と反応してしまうこと」「そもそも細胞内のヒドロキシラジカルの近傍に水素分子が来る確率が極めて低いこと」、また、多人数による追加試験の結果症状の改善に関して否定的な結果が出たことにより、著者は懐疑的(p89)

NAC併用療法

トーマスジェファーソン大学の研究グループが、グルタチオンの前駆体であるNAC(NアセチルLシステイン)の点滴と経口投与により有意な症状の改善を確認したそうです。

著者は、NACとグルタチオンを効率的に継続的にミトコンドリアに搬送することが、最も効果的な神経細胞死防御方法の一つと考えています(p92)。

ips細胞治療

懐疑的な部分はあっても、少しずつであってもPDの根治療法に向けてips細胞が役立っていることを評価。

ポリフェノール(エラグ酸)

  • 2020年、エラグ酸はパーキンソン病の神経毒MTPTマウスモデルの酸化ストレスと神経炎症によるドパミン神経変性を防止する
  • 2021年、エラグ酸は、αシヌクレインのの凝集を防止し、アポトーシスの制御とオートファジーの活性化により凝集したαシヌクレイン誘発毒性から、SH-SY5Y細胞を保護する
  • 2023年、エラグ酸はパーキンソン病モデル動物において、αシヌクレインの伝搬を防ぎオートファジーを促進することで毒性を軽減する

著者はこれらの文献を引用して、数十年先を考えたとき、疾患予防や未病の観点で普段からポリフェノールを豊富に摂取しておくことは損にはならないとしています(p105)

既に発症している人にとっても進行を遅らせる可能性があるようなので、効果のほどは未知数ですが朗報ですね。

腸内細菌叢

腸内細菌叢とその代謝産物は、神経炎症、バリア機能、神経伝達物活性を調整することにより、パーキンソン病の発症に関与していることが示唆されているそうです。

腸管神経系と中枢神経系には双方向にコミュニケーションしていて、αシヌクレインの伝達を行っている可能性があるそうです。

腸内環境を整えておくことがパーキンソン病の治療法につながる可能性があるようですが、著者は「疾患予防や未病医学の観点からすると、症状が発症するはるか以前に腸内細菌叢のバランスの改善をすることが望ましい」としています(p106)。

ネドじゅんさん的にも、「腸は第三の脳」と言っているくらいですから、腸内環境を整えること、すなわち食生活や生活習慣を正すことは、パーキンソン病だけに限らず、様々な病気の基本的な予防法なんだと思います。

具体的な行動アクション

この「パーキンソン病の真実」の本の内容を踏まえ、何をしたらいいかをまとめると・・・

  1. 活性酸素を生まない生活
  2. 腸内環境の改善
  3. 抗酸化物質の摂取

が必要と考えます。

活性酸素を生まない生活

「活性酸素を生まない生活」は、これは加工食品を食べないことや、有機野菜を多く食べることや、和食を中心とした食生活を送って、ストレスなく、毎日笑顔で暮らすって感じだと思います。

個人的には、ナチュラルな暮らしは問題ないんですが、人間関係上のストレスが多いのが問題かなと思います(汗

腸内環境の改善

腸内環境の改善に関しては、食生活が大きく影響していると思います。
さらに、できるだけ4毒(小麦、甘いもの、植物油、乳製品)抜きの食生活をするように心がけています

それと並行して、サプリに頼っています。

飲んでいるのは、
・強ミヤリサン(宮入菌)
・エビオス錠
・PBリストア
・植物酵素+

強ミヤリサンは「酪酸」ですね。
エビオス錠は、ご存知ビール酵母。

PBリストアは、善玉菌。
このメーカーの説明によれば・・「180 億コロニー形成単位 (CFU) のプロバイオティクス (善玉菌) は、22 種類の異なる種から厳選された比類のない種類の菌株である 24 種類の活性培養物で構成されており、卓越した微生物多様性を実現します。」とのこと
https://www.doterra.com/US/en/p/pb-restore

抗酸化物質の摂取

この本のメインテーマでもある「ミトコンドリアから漏出する活性酸素」をどのように中和・排出するかですが、NACとグルタチオンが効果的と書いてあるので、そのサプリを飲んでいます

・NAC
・グルタチオン
・Mito2Max
・ターメリック
・エラグ酸

Mito2Maxは、ミトコンドリアの活性化を狙って作られたサプリ、ミトコンドリアの働きを活性化し、できた老廃物を速やかに排出する働きがあります。アセチル-L-カルニチンHClを主成分としています
https://shop.doterra.com/CZ/en_CZ/shop/metapwr-mito2max/

ターメリックは、ウコンに含まれるクルクミンと精油部分に含まれるターメロンの両方を一つにまとめた画期的なカプセル
https://media.doterra.com/us/en/pips/doterra-turmeric-dual-chamber-capsules.pdf

エラグ酸に関しては、これからどのサプリがいいか調べてみたいと思います。

生活習慣の改善だけでは止められないであろう神経細胞の喪失を、これらのサプリメントがどのくらい有効なのか、3年くらい続けてみたいと思います。3ヶ月程度で進行が収まってくれたらいいのですが・・・・

それから、あくまでもメインは「意識による改善」です。
サプリメントは補助的なものと考えていますが、効果があればそれでよしです。

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